docter 院長 Mizuno Keiichiro

ごあいさつ

当院に来ていただいたすべての患者様の健康のために

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みずの歯科・矯正歯科のホームページをご覧頂き、誠にありがとうございます。院長の水野 圭一朗(みずのけいいちろう)です。みずの歯科・矯正歯科では、お子様からご高齢の方まで、すべての患者様が安心して通えるクリニックを目指しています。

私の両親は健康志向が強く、私がまだ生後半年くらいの頃から、3ヶ月に1回は歯科医院に連れて行ってくれていました。物心が着く前から歯科医院に通わせてくれていたおかげて歯医者さんへの苦手意識もなく、診察台の上でも大人しく治療を受けていたそうです。

私が歯医者嫌いにならずに子供の頃から歯医者に通えたのは、両親のおかげもありますが、小さな私が怖がらないように配慮し、安心できるような雰囲気を作ってくれていた当時通っていた歯医者さんのおかげもあったと思います。

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当院も私が子供の頃に通った歯医者さんのような、すべての患者様に愛されて、10年後、20年後にみずの歯科・矯正歯科に通っていて良かったと思っていただけるような歯科医院を目指しています。そのために、患者様のことを『本当の家族』と思い『自分の家族に提供したい治療』を行うことを心がけております。

ご挨拶が長くなりましたが、私の診療方針や当院を開院するに至った想いなど、自己紹介も交えながらお話しさせていただきます。ぜひこの後も引き続きご覧ください。

経歴

  • 2008年3月 私立東大寺学園高等学校卒業
  • 2015年3月 大阪大学歯学部卒業
  • 2016年3月 大阪大学歯学部附属病院 口腔補綴科 研修医 修了
  • 2020年3月 大阪大学大学院歯学研究科 クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座 修了(博士号取得)
  • 2021年4月〜現在 大阪大学大学院歯学研究科 クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学講座 医員
  • 現在も大学病院にて診療に従事

所属学会・会員

  • 博士(歯学)
  • 日本口腔インプラント学会 専修医
  • 日本補綴歯科学会 専門医
  • 歯科医師臨床研修指導歯科医
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論文

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2021年 国際誌 Clinical Implant Dentistry and Related Research
に掲載

“The efficacy of immediate implant placement in the anterior maxilla with dehiscence in the facial alveolar bone: A case series”
唇側骨が裂開している上顎前歯部への抜歯即時インプラント治療の有効性

Keiichiro Mizuno, Tamaki Nakano, Takuya Shimomoto, Yuya Fujita, Shoichi Ishigaki

当院の開院に至るまでのみちのり

補綴に興味を持つきっかけになった歯学部時代

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子供の頃から勉強が好きだった私は、高校生の頃に兵庫県宝塚市の実家から、奈良県の進学校にまで通い、将来の受験に向けて日々勉強していました。いよいよ志望校を決める時期になると、進学校だったこともあり同級生の多くが医学部や歯学部を目指すなか、私も医学部と歯学部どちらを受験するかで迷うことになりましたが、幼少期から歯医者さんに通い慣れていたこともあり、医学部よりも歯学部の方が将来がイメージできたため、大阪大学歯学部への進学を決めました。

いざ大学に入ってみると、最初の頃は一般教養や疫学などの座学が多かったりと、講義の内容になかなか興味を持てずに苦心する日々が続きました。しかし学年が上がるに連れて、実際に手を動かすような授業や、研修で患者様とお会いすることも増えていき、歯科の魅力に徐々に気付き始めました。

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私が特に勉強していて面白いと感じたのが、『補綴』でした。補綴とは、被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラント、セラミック治療などの治療を指す言葉です。補綴の治療は歯科治療の中でも一番最後に行うもので、多くの場合、補綴物が入ることが治療のゴールとなります。歯科治療のゴールである補綴を扱う専門医は、ゴールから逆算して補綴より手前の治療の計画を考えたり指示する、いわば指揮官のような役割になります。

いろいろな治療を行って最終の補綴物が入ると、患者様の主訴が解決されるので、本当に喜んでもらえます。そのことに気付いて以来、補綴が大好きになり、歯科大学での勉強にもより一層打ち込めるようになりました。

この頃の経験が高じて、歯科医師になってからも補綴についての研究を続け、現在では日本の歯科医師全体の中でも1%ほどしかいない、日本補綴歯科学会の認定する補綴専門医になりました。

歯学部卒業後は大学病院で研究と診療に従事しました

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無事に歯学部を卒業し歯科医師免許を取得した後は、附属の大学病院で研修医として勤務し、研修期間が修了した後は同大学病院にて歯学研究科に所属し、10年近く研究と診療を行ってきました。2024年現在、当院を開業してからも大学病院にも籍を置き、当院の休院日には大学病院にて診療に従事しています。

歯科大学時代の同期の多くが一般歯科での勤務医の道を選ぶ中で、大学病院での研究と診療の道を選んだ理由は、補綴についてより深く学ぶためでした。

補綴は私が歯科の魅力に気付いたきっかけでもあったため、最新の設備や治療・研究の環境が整った大学病院に残ってより知識を深めたいと思ったのです。大学病院では診療を行うだけでなく、自身の専門分野についての研究を日々行います。補綴についてさらに深く学び、より多くの患者様の助けになるような補綴治療を行えるようになりたい、そうしてよく咬めるようになったりお口の問題を解決できた患者様に笑顔になってもらいたい、そんな想いで歯科大学に残り、補綴について専門的に研究を行うことを決めました。

大学病院には研究機関という役割とともに、一般歯科では対応が難しい患者様を診療する役割があります。実際に私もこれまで大学病院で10年余り診療してきた患者様の多くが、一般歯科で治療を行うことが難しいようなケースだったり、一般歯科で行った治療がうまくいかず治療のフォローが必要なケースをたくさん診てきました。具体的な例を挙げると、一般歯科でインプラント治療を行おうとしたところ、患者様の顎の骨が少なくインプラントを埋入することができなかったため、骨を作る治療を含めたインプラント治療を行うために大学病院に来院するなど、一般歯科では対応が難しいケースは非常に多かったです。

当院を開業するまでの間は日々このような難しいケースの患者様の診療を行い、さらに自身の研究として実際に前歯のインプラント治療を行った患者様の治療結果の解析を行っていたため、より良い治療結果を出すためにはどうすれば良いかを学ぶことができました。このような経緯から一般歯科では得られないような専門知識と技術を習得することができました。

補綴・インプラントのダブルライセンスと博士号を取得し
若手歯科医師への講師活動も行なっています

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大学病院で日々、補綴を主とした診療や研究を行う中で、クラウンブリッジ補綴学・顎口腔機能学の博士号を取得しました。

さらに被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラント、セラミック治療などの総称である補綴について高い専門性を持つことの証明である、日本補綴歯科学会の専門医資格を取得するに至りました。

そして補綴治療の中でも、インプラント治療について専門的に取り組み、日本口腔インプラント学会の専修医資格も有しています。

手前味噌ではありますが、「補綴」と「インプラント」の2つの分野で、専門医・専修医の資格を有し、博士号も併せ持つ歯科医師は日本全国でも数少ない存在かと思います。もちろんただ資格をたくさん持っているというだけでなく、これまで多くの臨床経験を積み、質の高い診療を提供してきました。

また最近では補綴・インプラント分野での実績を認めていただき、世界を代表するインプラントメーカー「ノーベルバイオケア」にて若手の歯科医師に指導を行う講師としても活動しております。講師活動を通じて私自身もインプラント治療についての知見をより深めることができ、驕らず真摯にさらに精進するきっかけにもなりました。

難易度の高い治療と向き合い続けました

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大学病院にご来院される患者様は、難易度の高い治療を必要とされているケースが非常に多いです。私が補綴とインプラントの専門医・専修医・博士号を取得し、インプラントの講師を行うに至った理由の一つは、それくらい努力をしなければ大学病院にご来院される患者様が必要とする治療に対応しきれないからでもあります。

例えばインプラント治療では、インプラントを埋入する箇所の骨の量や高さ、厚みが重要になります。インプラントの人工歯根を支える骨が不足していると、人工歯根と骨の結合が得られず埋入できません。大学病院にはそのような理由でインプラント治療ができない患者様が多く訪れたため、非常に難易度が高く一般歯科ではほとんど扱うことがない『骨を増やす治療』の技術を習得する必要がありました。

また目立ちやすい前歯のインプラント治療などでは、審美性の確保も重要なポイントとなります。インプラントの埋入箇所は歯肉が退縮しているケースが多く、特に前歯にインプラントを埋入するのであれば、退縮してしまった歯肉のボリュームを元に戻して審美性を保つために、『歯肉を移植する治療』も習得が必要です。

このような治療は一般歯科で扱うことは非常に少なく、インプラント専門院でも高い精度で治療を行える歯科医の数は多くありません。ご紹介したものは一例ですが、大学病院でこのような難易度の高い治療を日々行なってきた経験は、当院の患者様のために必ず役立つと確信しています。

『最初に私が診ていれば…』という想いから
開業を決意しました

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大学病院での約10年の勤務の中で、さまざまな治療について専門的に学び、ありがたいことに本当にたくさんの患者様を診させていただきました。かかりつけの歯科医院では『どうしようもない』と言われてしまったケースも私の元で治療したり、患者様ご自身も半分諦めていたケースをうまく治療することができて大変喜んでいただいたりと、非常にやりがいのある日々を過ごしました。

しかしその一方で、『もっと早く私が診ていれば…』というやるせなさを感じることも少なくありませんでした。

一般歯科では非常に広い範囲の治療を一人の歯科医がすべて行うようなケースが多く、一つ一つの診療に対して高度な専門性を持つことは難しいという側面があります。先ほどご紹介した『骨を増やす治療』や『歯肉を移植する治療』を行える一般歯科とは、そうそう巡り会うことはできません。

そのため難しい治療が必要な患者様に対処出来なかったり、何度治療を繰り返しても上手くいかずにむしろ徐々に状態が悪くなってしまうこともあります。さまざまな患者様を診療し、幅広く対応する必要がある一般歯科の事情を考えると、これは仕方のない部分でもあります。

そういったケースの最後の砦として大学病院での治療を行う中で、もっと早く私が診ていれば、患者様の心身・経済的な負担を減らし、より良い治療ができていたはずだという想いが日々強くなっていきました。このような経験や想いがあり、大学病院に辿り着く前の、第一段階の治療の時点で患者様と関わるために、当院を開業することを決意いたしました。

大学病院の頃から診させていただいているMさんとのエピソード

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Mさんと出会ったのは4年ほど前のことでした。当時のMさんは奥歯の咬み合わせに問題を抱えられており、いろいろな歯科医院で保険診療も自費診療も織り交ぜて何度も治療を繰り返したものの、なかなか問題が解決されなかったため、大学病院で紹介を受けて私が担当させていただくことになりました。

Mさんがこれまで受けられてきた治療は、表面的な治療に終始していたようで、根本原因が解決できていなかったため、何度治療を行なっても少し時間が経つとまたトラブルが起きていたのです。

私が診察したところMさんが抱えられている問題は、主訴の奥歯の咬み合わせだけでなく、歯列全体の咬み合わせに問題があるため奥歯にわかりやすい症状が現れているという状態でした。また前歯にも問題があるため歯列全体の咬み合わせの調整と前歯・奥歯それぞれの補綴治療を行う必要がありました。

目立ちやすい前歯はインプラント治療を行い、奥歯は咬み合わせを整え、歯列全体が正常な咬み合わせとなるような治療を施しました。

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治療後、状態が目に見えて良くなっていることをとても喜んでくださって、長期に渡る治療ですが最終段階に差し掛かった現在も欠かさず私の元に通ってくださっています。

Mさんとは大学病院で出会いこれまで診療を続けてきましたが、『先生が開院するんなら先生の病院に行くよ』と、当院の開業後も通院してくださるとのことです。これまで歯科医院で何度も治療をして一向に良くならず、歯科治療に対してネガティブな気持ちになっていたと思いますが、私の治療を通じて歯科治療にもう一度ポジティブになってもらえたこと、しっかりと咬めるようになったこと、そして何よりお会いするたびにお喜びの声を聞かせていただけることが、私にとっても大きな喜びになっています。

一人でも多くの患者様を救うために

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Mさんのようなケースは決して珍しいことではなく、ご自身の歯のトラブルを解決できる専門性の高い歯科医師と巡り会えずに辛い想いをされている患者様は、たくさんおられます。

そういった患者様を一人でも多く救うことを目指して、日々当院での診療を行っております。

当院では『1本の歯』を丁寧に治療するのは当然ながら、お口全体の状態を考慮しながら治療を行います。患者様の数だけ異なるご事情があり、患者様の数だけ異なるご要望があります。当院ではできる限り患者様のご事情やご要望に耳を傾け、できる限り寄り添った治療をご提供いたします。

Mさんの治療の際に、患者様のご要望に合わせて前歯と奥歯で治療の方法を変更したように、様々な選択肢を提示して、患者様のご事情やご要望に寄り添った治療方法を選択できるように致します。それこそが冒頭でも申し上げた、患者様のことを『本当の家族』と思い『自分の家族に提供したい治療』を行うことだと思っております。

そうして当院にご来院くださった患者様と、10年20年と長くお付き合いできれば嬉しく思います。長い自己紹介になってしまいましたが、私のこれまでの経歴をご覧いただいて治療を任せたいと感じてくださった方や、私の考え方に共感いただけた方、他院でなかなか治療がうまくいかず困っているという方は、みずの歯科・矯正歯科までぜひお問い合わせください。

〒661-0981 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目6-1
猪名寺ニュープラザ1F

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