今回はインプラント治療の治療期間についてお話させていただきたいと思います。
患者様によって治療期間は異なることが多いため、ご自身の状況によってご参考にください。
抜歯を行ってから待つ期間
抜歯後によってできた骨の空洞は、およそ3か月経てば自然に骨によって埋まってきます。
そのため基本的には抜歯後に3か月の治癒期間を待ってから、インプラントの埋め込み手術を行います。
しかしながら場合によっては、抜歯と同日にインプラントの埋め込み(抜歯後即時埋入)、抜歯後4〜12週程度でインプラントの埋め込み(早期埋入)を行うケースもあります。
当院では患者様の状況に応じて、抜歯後の待つ期間を設定させていただいております。
インプラント埋め込み後に待つ期間
インプラントは骨に埋め込んだ後に、骨と結合していきます。(オッセオインテグレーション)
この結合が完了するまでに、およそ2〜3か月程度必要と言われています。
そのため通常の治療ではこの期間を待たせていただいた後に、上部の歯の作成に進ませていただいております。
(骨が足りない方などで、骨を増やす処置をされた方は追加の期間を設けさせていただく場合もございます)
ただし、前歯などの審美領域や多数の歯が欠損されている患者様に対しては、インプラントの埋め込み手術と同時に仮歯を装着させていただくこともございます。(全ての患者様に適応できるわけではございません)
インプラントが骨と結合した後の期間
インプラントが骨と結合した後には、上部の歯を作製していきます。
上部の歯はまず仮歯を作成し、かみ合わせや見た目が問題ないことを確認し、最終的な歯を作製していきます。
期間としては治療規模などに準じますが、おおよそ1〜2か月程度となることが多いです。
以上のように患者様や治療箇所、治療規模により治療期間は前後することが多いですが、シンプルな治療であれば6か月以内で終わることが多いです。
大規模な治療が必要な患者様であれば、1年を超える場合もあります。
今回はインプラント治療の治療期間についてお話させていただきました。
それぞれの患者様に応じてベストな治療計画を立てさせていただきますので、インプラント治療をご希望の方は当院までご連絡ください。