みずの歯科・矯正歯科のセラミック治療
虫歯や外傷などによって歯質の一部を失ってしまった患者様の補綴治療に、当院ではセラミックをお勧めしております。一般的な保険診療ではレジンと呼ばれる歯科用プラスチックや、銀歯を使用するケースも多いですが、セラミックで治療を行うことで患者様にさまざまなメリットがあります。
虫歯や外傷などによって歯質の一部を失ってしまった患者様の補綴治療に、当院ではセラミックをお勧めしております。一般的な保険診療ではレジンと呼ばれる歯科用プラスチックや、銀歯を使用するケースも多いですが、セラミックで治療を行うことで患者様にさまざまなメリットがあります。
セラミック | レジン(歯科用プラスチック) | 銀歯 | |
---|---|---|---|
耐久性 | ◎ | △ | 〇 |
審美性 | ◎ | 〇 | × |
歯との適合 | ◎ | △ | △ |
生体親和性 | ◎ | △ | △ |
治療費用 | 自費診療 | 保険診療 | 保険診療 |
「補綴」とは、被せ物、ブリッジ、入れ歯、インプラント、セラミック治療などの治療を指します。そして、「補綴専門医」とは、これらの治療における「専門家」としての資格です。院長の水野は、日本補綴歯科学会の専門医資格を有しています。日本全国には約10万人の歯科医師がいますが、この資格を有するのはその中の約1%程度です。
当院では日本補綴歯科学会専門医資格を有する院長によるセラミック治療を受けていただけます。
セラミック治療についてご存じの方は、白くて美しい見た目の詰め物・被せ物を装着する、「審美治療」だと思われているかとおもいます。
確かにセラミックは非常に審美的で自然な見た目を実現することができますが、歯科治療の本来の目的は歯の機能を回復させ、それを長期間維持することです。これはもちろんセラミック治療においても同様です。
当院では単に審美的な治療を行うのではなく、審美性の確保は大前提として、機能性に徹底的にこだわったセラミック治療を行っております。
当院ではセラミック治療の審美性と機能性を確保し、長期間維持するために、セラミック治療を行う前により良い治療を行うための準備となる治療(補綴前処置)をしっかりと行います。補綴前処置を行うことで、セラミック治療の審美性を高めることや、より機能的でしっかりと噛めたり歯を長持ちさせられるような治療の実現が可能です。
また本来であれば抜歯をしてインプラントなどの治療をしなければならない症例でも、補綴前処置によって抜歯を回避し、セラミックの被せ物を被せてご自身の歯を使い続けられる可能性もあります。
MTMとはマイナートゥースムーブメントの略で、部分矯正を指します。セラミック治療に部分矯正がどのように関係するのか疑問に思われるでしょうが、MTMを行うことでセラミック治療の予後がよくなります。例えばセラミック治療を行いたい歯が傾いていたり、隣の歯との隙間が大きく開いている場合などに、MTMによる短期間の矯正で歯の位置や角度を微調整することで、セラミックの被せ物をより理想的な形態にすることが可能となり、治療結果をより長期的に維持できるようになります。
歯質の大部分を失い、歯の根だけが残っているような状態では、被せ物の装着が行えないため、抜歯を行いインプラントや部分入れ歯、ブリッジといった治療を行います。こういった場合にエクストリュージョンと呼ばれる、歯の根を引っ張り出す矯正治療を行うことで、抜歯せずにセラミック治療を行えるケースがあります。エクストリュージョンによって歯の根を引っ張り出すことで、本来であれば歯質が足りずにセラミックの被せ物を装着できない歯でも、引っ張り出した歯の根を土台にしてセラミックの被せ物を装着できるようになります。
MTMやエクストリュージョンをおこなってせっかく理想的なセラミックの被せ物を装着できる状態になったとしても、歯肉退縮など歯茎が下がってしまっていたり、歯周ポケットが深くなっている場合、セラミック治療後に歯周病で歯を失ってしまったり、二次カリエスの原因になってしまうことがあります。
当院ではCTGやFGGといった歯肉の移植治療を補綴前処置として行うことで、セラミック治療を行う歯の周辺の清掃性が高い状態を確保し、治療結果の長期的な維持を目指しています。また、歯肉の移植を行い歯茎下がりなどを改善することで、審美性も高まります。
〒661-0981 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目6-1
猪名寺ニュープラザ1F