成人矯正

大人の矯正治療について

大人が受ける矯正治療は、歯並びの乱れを細かく整える「歯列矯正」です。マルチブラケット装置（ワイヤー矯正）やマウスピース型矯正装置を装着して、歯を少しずつ動かしていきます。

大人の矯正は、部分矯正でも半年程度、全顎矯正では2年以上を要することも少なくないため、なかなか一歩踏み出せないという方もいらっしゃるかと思います。ですが、それによって得られるメリット、解消できるリスク・悪影響は計り知れません。これからの長い人生を豊かにするためにも、大人の矯正治療を受けてみませんか？

悪い歯並びを放置するリスク・悪影響

悪い歯並び・噛み合わせを放置していると、次のようなリスクや悪影響が生じます。

歯を失いやすい	悪い歯並びには、ほぼ確実に悪い噛み合わせを伴います。特定の部位で強く噛んでいると、その歯に大きな負担がかかって寿命が縮まります。
食べ物が噛みにくい	上下の歯が正常に噛み合っていないと、食べ物を効率良くそしゃくできません。その結果、あまり噛まずに飲み込めるものを好んで食べるようになります。
発音や滑舌が悪くなる	歯並びや噛み合わせの状態によっては、舌の動きが制限されたり、息漏れが生じたりすることで発音・滑舌が悪くなります。
口元のコンプレックスになる	出っ歯や乱ぐい歯が恥ずかしくて、笑ったり、しゃべったりする時に口を隠す癖がつきます。これは悪い歯並びが口元のコンプレックスになっているからです。

大人の矯正を受けるメリットについて

1. 虫歯・歯周病リスクを下げられる

歯がきれいに並ぶと、ブラッシングしやすくなり、磨き残しが減ります。その結果、細菌の住処となる歯垢・歯石の堆積も防止できるため、虫歯や歯周病になるリスクを低下させることができます。

2. 歯の寿命を延ばせる

歯列矯正で清掃性が高まり、虫歯・歯周病リスクが低下することは、歯の寿命の延伸へと直結します。また、上下の歯が適切な位置で噛み合うようになることも、歯を長持ちさせることへとつながるでしょう。

3. 咀嚼（そしゃく）能率が上がる

噛み合わせを正常化すると、歯で食べ物を噛み切ったり、すり潰したりする機能を最大化できます。咀嚼（そしゃく）能率が上がり、いろいろな形状の食べ物を制限なく摂食できるようになるのです。

4. 口元のコンプレックスを解消できる

悪い歯並びによる口元のコンプレックスは、歯列矯正で解消できます。きれいに整った歯並びは、笑顔に自信を持てるようになるだけでなく、積極性も与えてくれることでしょう。

5. 全身の健康維持・増進につながる

悪い噛み合わせには、頭痛や肩こり、腰痛といった全身の症状を伴うことがありますが、歯列矯正で正しい噛み合わせを構築できれば、不定愁訴からも解放されます。よく噛めることで口腔周囲筋が鍛えられ、顔の左右バランスも整います。脳への血流も増えて、学習意欲が湧いたり、集中力が増したりする効果も期待できるでしょう。

当院の歯列矯正について

みずの歯科矯正歯科ではマウスピース矯正とワイヤー矯正に対応しております。

マウスピース矯正（インビザライン）

透明な樹脂製のマウスピースを使って、歯並びを治す方法です。当院ではマウスピース矯正の代名詞ともいえる「インビザライン」を採用しております。インビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発・提供しているマウスピース型矯正装置で、これまで世界100ヶ国以上、1,500万人を超える人が歯並びの治療に利用した実績があります。（2023年3月時点）

装置が目立たず、食事や歯磨きを普段通りにできるインビザラインなら、歯並びの治療を快適に受けることができます。当院では「iTero（アイテロ）」というインビザライン専用の口腔内3Dスキャナーを導入しているため、従来の不快な歯型取りも不要となっておりますので、快適なマウスピース矯正に関心のある方は、いつでもお気軽にご相談ください。

ワイヤー矯正（表側矯正）

歯の表面にブラケットと金属製のワイヤーを固定する治療法です。古くからある標準的な矯正法で、ほとんどの歯並びを治療することができます。表側矯正には、装置が目立ちやすいというデメリットを伴いますが、プラスチック製のクリアブラケットや白色のセラミックブラケットを選択することで、装置による審美性の低下も最小限に抑えられます。

当院では、マウスピース矯正では対応できない歯並びに対して、ワイヤー矯正を組み合わせたコンビネーション治療にも対応しております。